世間では、ゲームといえば、スマホのアプリやテレビゲームなど電子機器に頼った遊びが主流となりつつある令和の時代。
その中で、コロナ禍で自宅で過ごす方が増えて、ボードゲームが見直され、今、流行の兆しです。
60代以上のシニア世代の方々が楽しむには、こういったボードゲームなどのアナログな単純なゲームの方が親しみやすいことでしょう。
また「孫と一緒に遊びたいけれど、アプリやテレビゲームにはついていけなくて・・・」
そんなおじいちゃん、おばあちゃんも、ボードゲームなら一緒に遊ぶことができます。
スマホゲームやテレビゲームで遊びなれている子どもたちには、ボードゲームはかえって目新しく感じられるようです。
そして、そのボードゲームを使ってゲームを楽しみながら英語を学ぶ。
お孫さんにも、おじいちゃんおばあちゃんにも、脳のトレーニングになりますし、楽しく英語を学ぶ方法としておすすめですよ。
そこで、今回は、英語学習に役立つおすすめボードゲームを選んでみました。
一度ゲームを始めると熱中してあっという間に時間が経ちます。
おじいちゃん、おばあちゃんのほうがハマってしまうかも?!
スクラブル
アルファベットのタイルを使って単語を作るボードゲームです。
タイルには、アルファベットと、アルファベットごとの点数が書いてあります。各プレイヤーは、交互に、自分が持っている7つのタイルから単語を作り、得点を競い合います。作った単語の得点はその単語を構成するアルファベットの点数の合計点になります。
単語を作るときには、必ず一つ以上の既存の単語に接続するようにします。
ゲームが進むにつれて、タイルを使い切っていきます。タイルが使い切られた時点で、全プレイヤーの点数を合計し、最も高得点を獲得したプレイヤーが勝者となります。
スクラブルは、単語力や英語の知識を駆使して楽しみながら英単語にふれることができます。単語のつづりであるアルファベットを並べるので、お孫さんと遊ぶ場合には、ある程度の単語を知っている年代のお子さんが対象になります。
ちなみに、スクラブルジュニアという子ども向けのバージョンもありますので、小学生以下でしたら、まずはそちらを試してみるのもいいかと思います。
ジュニアスクラブルは、通常のスクラブルのボードが15×15マス(225マス)に対して、11×11(121マス)と小さめで、配色もカラフルです。
小学校5年生から学校では英語が正式科目となっていますので、小学高学年であれば、少しずつ単語のスペルを覚え始めるころになります。
▽お孫さん受け間違いなし!かわいいディズニ―バージョン
学校でピクチャーディクショナリー(絵辞典)など配布されていたらそれを片手に単語を探してみるのもいいでしょう。
遊びながらスペルも学ぶことができますね。
正式なルールに沿って遊ぶのはむずかしくても、タイルを見てアルファベットを覚えてみたり、短い単語(dog, cat, hat, など身近な短い単語等)をつくることだけでも、パズルみたいに楽しめるでしょう。
小さい子にはアルファベットを認識するパズル、くらいの感覚でタイルに触って遊ぶだけでも良いと思います。
不思議と、スクラブルのタイルをじゃらじゃらと手で触って遊ぶのが子供たちは大好きです(笑)。
この手で触る、という何気ない行為も、実は、脳の発達にとても役に立つのです!!
これは子どもだけでなくシニアの方の認知症予防や脳トレにもなります。
このスクラブル。イギリスの家庭ではとてもポピュラーで、私はイギリスにいる間、イギリス人の姪っ子をはじめ、家族や友人、ホストファミリーと何度も遊びました。ネイティブの子たちも、ゲームを通してスペルを確認したり、新しく学んだりしていたのがとても印象的でした。ちなみに姪っ子たちは普通のスクラブル(ジュニアでない)を使っていました。
なので、普通のスクラブルかジュニア版かは、一概に年齢では区別することができないので、お子さんの英語力によって、判断してみてください。
10歳以上推奨。
プレイ人数 2~4名。
スクラブルに似ているバナナグラム
こちらは144個のアルファベットタイルを使って、クロスワードをつくります。
スクラブルよりカジュアル感覚で単語を並べていくだけなので気軽に遊べます。バナナ型の袋入りがかわいいですね。
もち運びにも便利なので移動中や、旅行などにも最適です。
推奨年齢:8歳以上
プレイ人数 1~8名
The game of life 人生ゲーム(英語版)
人生ゲームの英語版ですね。
人生ゲームはかつて昭和時代の典型的人気ボードゲームなので、シニア世代の方々なら、一度は遊んだことがあるのではないでしょうか。
私も、子どもの頃持っていましたし、私の子どもも小さいころよく遊んでいて、未だにお正月など家族・親戚で遊びます(笑)。
簡単に言えば、人生のイベントを模した「すごろく」です。
各プレイヤーが、結婚、子育て、仕事、投資、退職・・・などの人生のイベントをゲームにしたものです。お金を稼いだり、または失ったり、事故や健康上の問題が起きたりすることもあれば、結婚や出産などのお祝い事も起きたりと、一喜一憂。最終的に財産を計算し最も裕福なプレイヤーが価値です。
各マス目には、人生のイベントや選択肢が書かれていますので、英語版は、その指示が英語になっているので、英語で人生に関係する単語が学べる、ということになります。
おなじみのルーレットの数もぜひ英語で言ってみましょう!
こちらも簡略化されたジュニア版もあるので、年齢によって使い分けるといいですね。
推奨年齢 8歳以上
プレイ人数 2~4人
モノポリー
モノポリーも日本語版でも発売されていますので、プレイしてみたことのある方もおられると思います。
各プレイヤーが不動産を購入し、家やホテルを建設して収益を得ることを目的としたゲームです。
不動産を上手に運用し、最後まで生き残ったプレイヤーが勝者となります。
英語版では、カードの英語を読んだり、サイコロを振ってその数字を英語で言ってみたりすることで、
英語での表現を学ぶことができます。
不動産を扱うため、一見、子どもには難しく感じられるかもしれませんが、2022年から高校では「金融教育」が始まり家計のやりくりから将来の資金に関することまでを習うことになりました。
これからの時代、不動産投資も、一つの金融教育の知識の一つとしてゲームを通して知っておくのもいいですね。将来は不動産王になるかも(笑)?!
推奨年齢 8歳以上。
プレイ人数 最大6名
5歳以上から遊べるジュニア版▽
激レア!Frozen(アナと雪の女王)バージョン
限定!Fortnite(フォートナイト)バージョン▽
番外編 WHAT AM I?
「私は何ですか」というゲームです。
自分の額にものの名前が書かれたカードを自分に見えないように張り付け、そこに書かれた「もの」を相手のプレイヤーにいろいろと質問しながら推測するゲームです。
相手のプレイヤーは、その質問に対しては ”Yes” または ”No”でしか答えられません。
ボードゲームではないのですが、「もの」の名前を知る以外にも、そのものをあてるための質問をいろいろ考えるので疑問文になれながら、たくさんの語彙を必要とします。
それを英語で行いますので、英語の単語の語彙を増やし、また質問文を作る練習になります。
英語だけでなく、会話力や質問力、推測力を養うの練習にもなります。
推奨年齢:7歳以上。
プレイ人数 2~6名
まとめ
電子機器に頼ったゲームもいろいろありますが、アナログなボードゲームは、シンプルなルールなうえに大人数で遊ぶことができて、シニアの方もお孫さん世代と一緒に楽しんで遊ぶことができます。
昔から今に至るまでボードゲームの人気があるのは、ボードゲームは、世代を超えて一緒に楽しめる魅力があるからだと思います。また最近のゲーム機に比べると安価ながら、長年遊べるメリットもあります。
ゴールデンウイークや夏休み、お正月など、ご家族団らんのお供に、一緒にボードゲームで楽しく過ごしてみられてはいかがでしょうか。
もちろん、シニアの方だけでも、ご夫婦で、またはお友達と、またはレクリエーションの時などに、遊ばれても楽しいですし、英語を学習していらっしゃる方でしたら、楽しく英語学習ができるのでお試しください。
「ボードゲームは子ども用だから・・・」と思っていたら意外や意外・・・。
なかなかの英語教材であり、面白さであり・・・ハマってしまうかもしれませんよ!!
(並行輸入品に関しては日本語の取扱説明書がついていない場合もあります。その場合は英語の取扱説明書をよんでいただくことになります。それもまたいい英語の勉強になるかもしれませんね)
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